『檸檬珈琲』のご案内

檸檬珈琲（レモンコーヒー）』とは

新商品の『檸檬珈琲』は、フランスでよく飲まれているコーヒーの豆種：エチオピアとイエメン産のモカをブレンドしドライレモンを浮かべて、お召し上がりいただくコーヒーです。

あっさりとしたコーヒーとレモンのフルーティーな味わいはまるで紅茶のよう！またコーヒーを飲みながらレモンピールをお召し上がりいただくと、酸味と甘さがバランスが絶妙で、また違った味わいが楽しめます。

『檸檬珈琲（レモンコーヒー）』は、「智恵子抄」で知られる詩人で彫刻家の高村光太郎のレモンコーヒーから着想を得ています。

高村光太郎とレモンコーヒー

高村光太郎とレモンには、深いつながりがあるのをご存知でしょうか？
彫刻と詩を学ぶためフランスに留学中、パリで「レモンコーヒー」を味わったとされています。彼にとってレモンコーヒーは、ロダンにあこがれ芸術を学んだ当時の記憶を呼び起こす特別な飲み物でした。帰国後も好んでレモンコーヒーを飲んでいたそうです。

また最愛の妻である智恵子との悲しい別れにもレモンが関わっています。
「智恵子抄」の中にある智恵子の晩年を描いた有名な詩「レモン哀歌」では、亡くなる前に智恵子が死の床で高村光太郎から渡されたレモンをかじった情景が描かれています。

このように光太郎にとってレモンとコーヒーは、希望に満ちたパリでの思い出と、智恵子との切ない記憶を結びつける生涯忘れられない特別な存在となりました。

そこから着想を得て、人々の記憶に残るコーヒーを作成したいと思い「檸檬珈琲」を作成いたしました。ぜひご賞味ください。